こんばんようございます。
映画大好き、アオハルです。
最近CMでちょくちょく見かけるジュリア・ロバーツ×オーウェン・ウィルソン×ジェイコブ・トレンブレイ出演の泣けると話題の「ワンダー 君は太陽」をイリナと共に公開初日に観てきました。
全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」を実写映画化にした作品。
泣ける、感涙度97パーセントといわれる前評価は如何なものか?
今回は感想含め思ったことを書いてきます!
ネタバレ含みますのでご注意ください!
あらすじですがこちら!
10歳のオギー・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、普通の子には見えない。遺伝子の疾患で、人とは違う顔で生まれてきたのだ。27回もの手術を受けたせいで、一度も学校へ通わずに自宅学習を続けてきたオギーだが、母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は夫のネート(オーウェン・ウィルソン)の「まだ早い」という反対を押し切って、オギーを5年生の初日から学校に行かせようと決意する。
夏休みの間に、オギーはイザベルに連れられて、校長先生に会いに行く。先生の名前はトゥシュマン(マンディ・パティンキン)、「おケツ校長だ」と自己紹介されて、少し緊張がほぐれるオギー。だが、「生徒が学校を案内するよ」と言われたオギーは動揺する。
紹介されたのは、ジャック・ウィル(ノア・ジュプ)、ジュリアン(ブライス・カイザー)、シャーロット(エル・マッキノン)の3人。いかにもお金持ちの子のジュリアンはオギーに、「その顔は?」と聞いてきた。オギーは毅然とした態度をとるが、帰宅してからは元気がなかった。だが、イヤならやめてもいいと言いかけるイザベルに、「大丈夫、僕は行きたい」と答えるのだった。
まず第一に主人公はオギーだけではないです。
オギーを取り巻く家族、周りのすべてにフォーカスを当てた作品。
見た目ではなく中身を重視しているためセリフやナレーション以外の表情や間の演技はさすがでした。
泣くといわれる映画ですが案の定アオハルもイリナも泣きました・・・。
しかし良い話ではありますし共感もできますがそんなに深い話にはなっていない印象でした。ただ先の話通り「周りのすべてにフォーカスを当てた作品」。
ひどい容姿ゆえにいじめられる「オギー」
誰よりも優しく賢い息子の母親「イザベル」
家族すべてを愛する優しい父親「ネート」
オギー中心に進む家庭で、思春期真っ只中の長女「ヴィア」
奨学金で入学したスポーツが好きな「ジャック」
オギーという惑星の中で取り巻く人間関係はどの人物かに見ている人は感情移入することができそれぞれのキャラクターごとに感情が高ぶるシーンがあり涙腺があふれます。
淡々と流れる姿かたちが醜い子へのいじめやその背景が進みますが実際自分の子がこうだったら?自身が子供の時に同じような子がいたら?どこにでもある子供ならではのいじめ、差別など子を持って初めて感じる部分や共感できる部分は多くありました。
人間のもつ心の弱さや醜さ、子供ならでは、純粋さならではの見た目の判断でのいじめなど子供だけでなく大人も考えなくてはいけない問題だと思います。
また家族愛。長男長女の方はこのオギーのお姉さん「ヴィア」の気持ちが痛いほどわかると思います。すべてが下の子中心になりながらもぐれたりせず手のかからない子でとてもえらい・・・!
自分にも気をかけてほしいのに言い出せない心情など刺さるものがありました!
特におばあちゃんのシーン「お前は私の宝物なの」と言ってくれたおばあちゃんの言葉には涙が出ました。
「ヴィア」の幼馴染「ミランダ」ですがすごい綺麗で釘付けになりました!!
ダニエル・ローズ・ラッセルという役者さんでリーアム・ニーソン主演の
誘拐の掟でデビューをはたした美少女みたいです・・・!今後に期待です!
「ミランダ」も多くを抱えており思春期ならではの葛藤、「ヴィア」への劣等感、
プルマン家への憧れなどとても感じることができました。
欲を言えば劇の後の仲直りのシーンなどあってもよかったんじゃないかなと・・・。
校長先生の『人の見た目は変えられない、でも人を見る自分を変えることは出来る。』
という言葉の重さは響きます・・・。
このシーンで出てくるジュリアンの父親、母親にはなりたくないな・・と心から思えます。
子供を叱ることができない親、甘やかしているだけだとモンスターペアレンツのようなこんな腐った親、子になるんだなと。
オギーの性格もあるが、醜い姿を受け入れ自身から行動し頑張る強さ。
母親、父親のように愛するがゆえに挑戦をさせ強くなるよう見守る強さ。
ジャック、サマーのように自分がいじめられる可能性がありながらグループから離れいじめられるのを恐れず乗り越える強さ。
登場人物が人としてとても素晴らしい人ばかりでこんなにうまくは現実ではいかないな・・・と思いながらも誰にでも少しでも変わることができる、と思わせてくれます。
ラストシーンでオギーは評価をされますが、この作品ではあまり締まらなかったかな?と思います。確かにオギーはひどい顔・・・奇跡の子とありますができれば差別なく普通の子として評価を受けたかった。ましてや偏見を持たず中身を見て接することをした
「ジャック」「サマー」のような子を評価してほしかった。
特に「ジャック」の優しさや人間味のある感情はとても共感できました。
親友のために拳をあげれる勇気には心打たれます!
演技もすごくいいしこんな時代あったなぁと、自分の息子たちにはこうなってもらいたいなぁと思えるキャラクターでした!!
「ワンダー君は太陽」の総評ですが
感動 : | ★★★★★ |
---|---|
ストーリー: | ★★★★★ |
展開 : | ★★★★★ |
長さ : | ★★★★★ |
- 感情移入視野しやすく心が温まる
- 子役たちの演技がすごい
- 家族愛、友情と大切さを学べる
- 友人との関係などもっと濃く描いてほしかった
- この手の題材はもっと深く掘り下げてほしい
「正しいと優しい。選ぶとしたら優しいを選びたい。」
choose kind!!
すべての人がこうなってほしい。
人として1歩次に進める映画です。
「ワンダー君は太陽」是非見てください!!